ラブラドールのオレオ(オリーのこと)

息子達もそれぞれクラブや学校へでかけ、
ハイディが主人と山に行っているので、朝からのんびりしている。

去年の夏、亡くなったオリーは12年近く私達家族と一緒だった。

マレーシアのペットショップで一目ぼれし、三ヶ月で我が家にやってきたが、次男などはほとんど一緒に育ったようなものだ。

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絵本で「ずっとずっと大好きだよ」という本があるが、まさにそのとおり。最初は自分より小さくて、あっという間に大きくなり、そしてまた追い越して。一緒に泳ぎ、山に登り、旅行し、、、

「オリーが可哀想だから一緒にこれでジャパンに行く」
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オリーは亡くなる前1年ぐらいは居間でおとなしくしている事が増えたが、高校生になった次男は大きくなった体を丸くし顔をオリーの顔に近づけ、毎晩20分ぐらいずっと体中を撫でながら、オリーにだけ聞こえるようにささやいていた。「良い子だね。大好きだよ」って。

元気な頃は、いつもオリーの体を枕にして本を読んでいた息子だが、最後は軽々持ち上げて(体重が減っても30キロはあった)玄関から2階の居間に運んでくれていた。

あの夏の夜、私達が映画を見に行って帰宅し、オリーが亡くなっているのをみつけたとき、でっかい息子は「独りで死なせてごめん、一緒にいてあげなくてごめん」と声をあげてオンオン泣いた。私はオリーが亡くなった事ももちろん悲しかったけど、息子が愛おしくてたまらなかった。犬を飼って、オリーを家族にして良かったなと思う。

そして、ハイディがやって来た。
どんなにか次男が可愛がるかと思いきや、ちょっと冷たい。
私が甘やかす、わがまま、吠える、悪い、、と厳しい。
先日気づいたのだが、きっと彼はオリーのかわりになって、私に焼きもちを焼いているのだろう。オリーはいい子だったしそのころ、私は子育てに手がかかっていたので、ハイディほど手をかけていなかったから。でもあまり心配していない。ハイディももうすぐいい子になって(?)家族の宝物になってくれるに違いない。
きっと。

 

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